中学高校生におすすめオンラインスタディツアー6選

中学高校生は、未来を担う存在です。
学生時代に学んだことや経験は、将来を大きく変化させるでしょう。

多種多様な問題に関心を寄せて学ぶ姿勢を伸ばすために、オンラインスタディツアーを利用してみてはいかがでしょうか?

オンラインスタディツアーをおすすめする理由

昨今は通信技術が発展したことにより、さまざまなサービスがオンライン化しています。
いままで現地参加が主だったスタディツアーも、オンラインを通して現地の人の声をきくことができる「オンラインスタディツアー」として開催されるようになりました。
参加者にとっては、オンライン化により、今までよりもスタディツアーに参加しやすくなっています。

そのため、授業で学ぶ勉強以外の学習プログラムとして、オンラインスタディツアーを選ぶ人も増えています。

また、オンラインスタディツアーには多種多様なツアーがあります。
学生自身の関心がある分野を選び、自分でツアーを選んで参加することができます。

国内外問わず、社会問題に眼を向けるきっかけとして、現地のリアルな声をきくことが、学生にとって記憶にのこる体験になるのではないでしょうか?

スタディツアーの目的や学びたいことを考える

では、スタディツアーでは、何を目的にどんなことを学べば良いのでしょうか?

スタディツアーでは、社会問題を支援する活動を通して、現地の人が抱える問題や課題を体験し、これからのことを考えることができます。

すでに特定の分野に関心があるなら、その分野のスタディツアーに参加させましょう。
今自分が知っていることをさらに深く理解するための体験ができます。
または、生徒の身近なコトやモノからつながる社会問題を扱うのも良いでしょう。

NGO団体の活動やSDGsの活動内容をチェックしてから、関心のある分野を見つけることも一案です。

スタディツアー、海外と国内の違い

海外と国内のスタディツアーでは、テーマにする社会問題が違ってきます。

海外のスタディツアーは、貧困層の支援や孤児院の支援、フェアトレードなど、国際的な支援や活動によって解決を目指すテーマが多いことが特徴です。
日本とは環境や文化が異なるので、国内では体験できない生活や状況を体感することができます。
これまでの価値観が大きく変わるような体験ができるでしょう。

国内のスタディツアーでは、被災地の復興や災害対策・地域活性化・自然環境問題の解決を目指すテーマが多いことが特徴です。
テレビやニュースで見たことがあるような社会問題について、現地の人たちがどのような活動を通して問題解決を目指しているのか体験できます。

また、注意点としては、海外の場合、国によって治安も異なります。
事件や盗難などに遭遇しないよう、各国の情勢を事前に調べ、ツアーの注意書きを確認するようにしましょう。

おすすめスタディツアー【海外編】:インド

インドのスタディツアーでは、ボランティアスタディツアーがおすすめです。

マザーテレサ施設で、障害を持つ人や病気の人などを対象とした、ボランティアを行います。
死を待つ患者・身寄りのない老人・貧困女性・障害を持つ子供・孤児など、様々な人と交流することで、人道支援を学びます。
マザーテレサの想いや意思が受け継がれた施設には、ボランティアを行う人が世界中から訪れます。
この施設では、特別な技術は必要ありません。
大事なことは、心を込めて活動し、自分の行動に責任を持つことです。
言葉・宗教・環境など違いはたくさんありますが、その違いを受け入れて活動していれば、心が通じることを実感できる体験になるでしょう。

また、施設以外にスラムでのボランティアスタディツアーもあります。
スラムで炊き出しなどのお手伝いを通して、貧困層の様子を視察できます。
インドは貧富の差が大きいため、世界中からボランティアを希望する人が集まるのです。
そのため、国際交流の場として、多くの人と交流することもできるでしょう。

詳しくは下記の記事でもご紹介していますので、参考にしてみてください。
<おすすめ記事>
インドのスタディツアー攻略ガイド!インドの文化や孤児院の子供たちの生活を体験しよう>

おすすめスタディツアー【海外編】:カンボジア

カンボジアのスタディツアーでは、児童施設や配給のボランティアを視察することで、人道支援について学びます。
日本のODA(政府開発援助)を学習したい人におすすめのツアー先です。

また、カンボジアには世界遺産に登録されているアンコールワットがあるので、スタディツアーと同時に観光地巡りも楽しめます。
観光地を訪れることで、カンボジアの歴史を学ぶことができるでしょう。

さらに、カンボジアスタディツアーの特徴としては、海外ツアーの中でも比較的安価で参加することができることです。

詳しくは下記の記事でもご紹介していますので、参考にしてみてください。
<おすすめ記事>
カンボジアのスタディツアー攻略ガイド!孤児院交流やアンコール遺跡を体験しよう>

おすすめスタディツアー【海外編】:アフリカ

アフリカのスタディツアーでは、難民キャンプや学校視察などを体験できます。

紛争の後遺症に悩む人や、戦争孤児や未亡人が支援を受けている現状を視察できるので、心に残るスタディツアーが行えるでしょう。
アフリカは、少年が戦争に駆り出されていた時代があるため、心のケアや社会復帰の現場を体験することで、自分たちとの違いを学びます。

また、フェアトレード商品になっているコーヒー農園でのお手伝いなどの、生活を体験できるツスタディツアーが人気です。
広大なサバンナで暮らすアフリカの人たちは、社会問題を抱えながらも心豊かな生活を送っています。
問題と向き合うだけではなく、多種多様な考え方を学ぶ旅としてもおすすめの国です。

詳しくは下記の記事でもご紹介していますので、参考にしてみてください。
<おすすめ記事>
アフリカのスタディツアー攻略ガイド!アフリカの難民の生活を体験しよう>

おすすめスタディツアー【海外編】:フィリピン

観光地としても人気のフィリピンですが、観光するだけでは気づけない発展途上国としての側面を学べるスタディツアーがあります。

貧富の差が大きいため、ストリートチルドレン・貧困地域・ごみ収集所で生活する人から、様々なことを学ぶことができるでしょう。

また、現地のホームステイに参加すれば、家族の一員として迎え入れてくれます。
フィリピンは家族を大切にする国なので、その温かさに触れることができるでしょう。

詳しくは下記の記事でもご紹介していますので、参考にしてみてください。
<おすすめ記事>
フィリピンのスタディツアー攻略ガイド!貧困地域の人々の生活を体験しよう>

おすすめスタディツアー【海外編】:北欧

北欧のスタディツアーでは、幸福度が高い国のツアーが人気です。
世界幸福度ランキングの上位国で、豊かな暮らしのヒントを学びます。

ジェンダーギャップ・学校システム・子育て・サステナビリティなどの項目において優秀なモデル国として、フィンランド・スウェーデン・デンマークを視察します。
また、ハイテクやアナログ・若者と老人・都市と田舎などをテーマにした、スタディツアーに参加することで、バランスの取れた国づくりを学びます。

多くの国が北欧の暮らしを目指して、支援活動や国際交流を行っています。
そのため、教育や福祉の現場で最新のスタイルを学ぶ体験をしたい人は、北欧でのスタディツアーがおすすめです。

塾や受験がない制度や、老後の暮らし方について現場の声を聞くことができるので、日本が課題にしなければならない問題が見つかるでしょう。
個人を大切にする国は、自分が自分らしくあるための生き方を目指せます。
北欧は、そのような理念が叶う国として、学ぶ事例がたくさんあります。

また、オーロラ鑑賞を目的としたツアーも多く開催されています。
観光を楽しみつつ、生活・文化・建築なども学べることも、北欧のスタディツアーの魅力の1つです。

詳しくは下記の記事でもご紹介していますので、参考にしてみてください。
<おすすめ記事>
北欧のスタディツアー攻略ガイド!オーロラや犬ぞりを体験しよう>

おすすめスタディツアー【国内編】:東北

東日本大震災の影響を大きく受けた福島県や宮城県などで、災害復興や防災について学ぶスタディツアーが行われています。
震災から学ぶ安全についての考え方や、災害復興を目指したまちづくりを学ぶことができるので、よりよい日本をつくるための意見交換を体験できます。
身近な日本の大きな問題なので、強い関心を持ってツアーに参加する人も多いです。

他国の問題も重要ですが、まずは日本の問題に目を向けたい人には、東北のスタディツアーがおすすめです。

詳しくは下記の記事でもご紹介していますので、参考にしてみてください。
<おすすめ記事>
東北地方のオンラインスタディツアーで災害や復興を学ぶ>

初めてのスタディツアーならオンラインがおすすめ!

いかがでしたでしょうか?
国や地域によって、ツアーで扱うテーマが大きく違うことがわかったかと思います。

もし、現地参加のスタディツアーに参加することが難しい場合は、オンラインスタディツアーをおすすめします。
現地参加のスタディツアーに比べ、数時間ほどの単発参加で安価な参加費であることが特徴で、自宅や学校から参加することができます。

スタディツアーを活用して、生徒が社会問題に目を向ける機会をつくってみてはいかがでしょうか?

menu