修学旅行は海外と国内どっちにすべき?海外をオススメする理由と魅力を紹介

修学旅行の行き先として圧倒的に多いのは国内ですが、海外に行く学校も少なくはありません。
海外に行く場合、国内旅行よりも手間や費用はかかってしまいますが、国内にはない魅力や学びがたくさんあります。

この記事では、修学旅行で海外に行くことの魅力とオススメの国をご紹介していきます。
海外旅行を検討している先生はぜひ参考にしてみてください。

修学旅行は海外に行くべき?魅力を紹介

まず、修学旅行の目的とはなんでしょうか?
文部科学省は修学旅行の目的を以下のように定めています。

「平素と異なる生活環境にあって、見聞を広め、自然や文化などに親しむとともに、集団生活の在り方や公衆道徳などについての望ましい体験を積むことができるような活動を行うこと。」

日本国内で修学旅行をすることにも、当然意味があります。
しかし、海外で修学旅行をする場合には、集団生活を学ぶほかに、日本とは全く違う文化や生活についても体験することができます。
集団でこのような体験ができるのは、修学旅行以外ではなかなかないのではないでしょうか?
生徒にとっても、貴重な経験になること間違いなしです。

修学旅行で海外に行くときにオススメの国を紹介!

全国修学旅行研究協会の調査結果よると、平成28年の形骸修学旅行の実施率は公立高校が10.4%、私立高校が34.9%。
数にすると、全国で842校(公立375校、私立467校)が実施し、14万5,944人(公立6万3,065人、私立8万2,879人)の生徒が参加しました。
海外修学旅行の延べ数では、36か国・地域へ訪問しています。

では、その調査結果をもとに、人気の海外の修学旅行先をご紹介します。

オススメの海外修学旅行先1:オーストラリア

不動の人気を誇り、治安も比較的良い国「オーストラリア」。
オーストラリアは、国内私立高校の修学旅行先として最も選ばれている国です。

日本ではみられないようなオーストラリア独特の動物に出会えたり、自然を感じられるのが魅力です。

公用語が英語であるため、普段の英語学習の成果を感じられるのはもちろん、英語に苦手意識がある生徒でも英語を学ぼうとする意欲アップに繋がるなどの効果が期待できます。
ファームステイで自然のなかでの生活をしたり、ホームステイでオーストラリアの家族と交流を図るなど、オーストラリアならではの生活に触れられるのも魅力的です。
観光地も多いので、修学旅行を目一杯楽しむことができるはずです。

公用語:英語
移動時間:成田空港から約8時間〜12時間
時差:+1時間程度

オススメの海外修学旅行先2:ハワイ

アメリカ本土に行くよりも比較的安全で、費用もおさえられるため人気が高いのが「ハワイ」です。
日本からは毎年多くの日本人が、休暇を楽しみにハワイを訪れています。
日本人観光客が多いこともあり、治安や衛生面が驚くほどひどかったという経験はしにくいです。
現地の人も日本人観光客に慣れているため、安心して行動することができます。

また、日本語が通じる店があるなど、初めての海外生活の土地としてはハードルが高すぎないのも魅力的です。
とはいえ、ひったくりにあうなどの被害がないとはいえないので、十分に注意をして下さい。

公用語:英語
移動時間:成田空港から約6時間半〜8時間
時差:19時間

オススメの海外修学旅行先3:台湾

台湾は治安が良く、親日の国であるため生活がしやすいのが魅力的な国です。
公用語は英語ではないので、街中で英語が通じないことも珍しくないですが、言葉が通じないからこそ感じられる人の親切さに心を動かされる人は多いはず。
物価が安く、自由行動でも予算をおさえて動くことができるため、生徒たちも気兼ねなく楽しめるのではないでしょうか?

日本の人気アニメ映画「千と千尋の神隠し」の舞台となった九份など、気分の高まるスポットも多いです。
台湾は国内公立高校で修学旅行先として最も選ばれている地域です。

公用語:中国語(北京語)
移動時間:成田空港から約3時間半

時差:−1時間

オススメの海外修学旅行先4:シンガポール

治安が良く発展している国として、人気なのがシンガポールです。
シンガポールも親日の国の一つであるため、英語が初心者の人でも街を楽しみやすいのが魅力といえます。
物価の高い国ではありますが生活がしやすく、現地の学校との交流を目的に選ぶ学校もあります。
日本との時差が1時間程度なので、日本の家族とも連絡が取りやすく、安心してもらえるのもポイントです。

公用語:英語、中国語(標準)マレー語、タミル語

移動時間:成田空港から約7時間半

時差:−1時間

修学旅行で海外に行くメリットとは?

まずは修学旅行で海外に行くことのメリット部分からお伝えしていきます。

・日本の日常生活では味わえない異文化を経験できる
・国内では感じられない生活感を体験できる
・日本語が通じない環境で世界を広げることができる・外国語や海外への興味関心を引き立てられる

修学旅行で海外に行くことは、普段の生活では体験することが不可能な貴重な経験になること間違いないです。

海外旅行への憧れはあるものの、日本語が通じない環境がこわい…

と感じる人は多いです。
学生時代に修学旅行で海外に行った経験があれば、将来の夢や関心事の幅が広くなるかもしれません。

そして何より、日本語が通じない環境に行くのは初めてという生徒も多いはずです。
生徒どうしで助け合いながら、不慣れな英語を使って生活をした体験は、一生ものの思い出になることでしょう。

修学旅行で海外に行くデメリットとは?

しかし、海外で修学旅行をすることにはデメリットも存在します。

・国内旅行よりも費用がかかる
・パスポートの確認など手間がかかる
・安全確保のリスクが高まる

選ぶ国によっては国内よりも費用がおさえられる可能性はあるものの、アメリカやハワイ、オーストラリアなどの人気な英語圏まで修学旅行をする場合、国内の何倍もの費用がかかる可能性があります。
さらに、全生徒にパスポートの発行を促し、出発までに確認をする必要があるなどの手間がかかるのも特徴です。

また、日本ほど治安の良い国は珍しいため、日本語が通じず文化も違う場所でのグループ行動では、国内修学旅行時以上に危険が伴うのも事実です。

今こそオンライン修学旅行で海外経験をするのがオススメ!

オンライン修学旅行をご存知でしょうか?
その名の通り、オンラインを通して修学旅行が体験できるサービスです。
Zoomなどのオンライン通話ツールを利用して現地と繋ぎ、交流を深めたり、観光地をまわったりすることができるのが魅力です。

オンライン修学旅行でできることは以下の通りです。

・オンラインを通し現地の人と交流ができる
・現地の食べ物を取り寄せることで修学旅行感を味わえる
・普段は費用がかかって行けない遠方とも気軽に繋がれる

新型コロナウイルス感染症から生徒を守るため、修学旅行を断念する学校は少なくありません。

しかし、修学旅行は生徒にとって大切な思い出づくりの機会であり、日常ではできない貴重な体験をすることができる数少ないイベントです。
生徒にとって修学旅行をなかったことにするのは、大きな損失であるといえるでしょう。

ですので、例年は修学旅行で国内に行っているという学校も、海外へのオンライン修学旅行を検討してみるのはいかがでしょうか?

海外の修学旅行時に懸念点となりやすい「費用」と「新型コロナウイルス対策」の2点をカバーし、気兼ねなく異文化交流ができる方法であるといえます。
「海外に出て修学旅行をさせたいけど、費用と安全面を考えると難しい」と考えてきた先生方も、オンライン修学旅行を取り入れることで、生徒へ気軽に海外体験を提供できます。

オンライン修学旅行で海外を選ぶことの魅力

・費用をおさえて現地との交流が図れる
・生徒の安全を確保しながら異文化交流ができる
・異国の雰囲気や生活の様子を生徒に見せられる
・生徒が外国語に興味を持つきっかけになる

通常、修学旅行で海外に行く際に懸念点となる部分をカバーできるため、オンライン修学旅行で海外を選ぶデメリットは見当たりません。
オンライン修学旅行の行き先に悩んでいる方は、海外を検討してみてはいかがでしょうか?

修学旅行で海外に行くことの魅力はたくさん!

高校生が海外渡航するきっかけとして最も多い理由は、家族旅行。
修学旅行はその次に多い理由としてあげられています。

生徒たちには、修学旅行の経験を通して視野を広げ、普段はできない経験を全身で味わってほしいと思います。
修学旅行で海外に行くことで、世界や他言語に興味を持ち始め、視野が広がるきっかけになる生徒は多いはず。

この記事が生徒たちが新しい経験をするきっかけになれば嬉しいです。

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