これからの国際交流を考えよう!オンラインで国際交流はできる?
従来の国際交流は、留学など実際に現地へ行き交流をするというものでした。
しかし、新型コロナウイルスの蔓延による影響で、自由に海外へ行けなくなってしまい、国際交流の機会が一気に減ってしまいました。
そんな中、現地に行かなくても海外に住んでいる人と交流可能な方法が、オンライン国際交流です。
この記事では、オンライン国際交流のメリットや、従来の国際交流との違いを解説していきます。
国際交流の定義や種類も合わせて紹介するので、「新型コロナウイルスが落ち着いたら留学したい」と考えている方もぜひご覧ください。
そもそも国際交流って何?
グローバル化が進んでいる今、ますますその必要性が高まっている国際交流。
まずは、「そもそも交際交流って何?」という方のために国際交流の定義や種類、参加するメリットなどを紹介します。
国際交流の定義
まずは、国際交流の定義を説明します。
国際交流とは、他国の人と交流しお互いの国についてよく知ること、またはそのための活動を指す言葉です。
社会のグローバル化が進む中で、国レベルの交流だけでなく、一般市民同士が交流して異文化に対する理解を深める必要性が高まっています。
国際交流の種類
国際交流にはいくつか種類があります。
主なものは、以下の通りです。
・姉妹都市交流
・海外留学
・教育交流
・交換留学
・ワーキングホリデー
・海外旅行
このように、一口に国際交流といっても幅広い活動が含まれます。
国際交流といえば、地域で開催される交流会のイメージが強いかもしれませんが、留学や旅行中に行うコミュニケーションも大切な国際交流の一つです。
国際交流のメリット
国際交流をするメリットとは、どのようなものでしょうか?
メリット1:語学力が上達する
国際交流では、言語の異なる人々と交流することになります。
強制的にその環境に身を置くことで、語学力が必要となり、自然に他国の言語を習得することができるのです。
実際、留学や旅行先での外国語習得は、英会話教室で学ぶよりも効率が良いといわれています。
他国の言語を使えるようになると、海外の人と繋がりを得る機会がますます増え、さらなる上達が見込めるでしょう。
メリット2:コミュニケーション能力が身に付く
日本人は一般的に、「非言語コミュニケーションが少ない」といわれています。
しかし、非言語コミュニケーションは良好な信頼関係を築き、人間関係を良好にする効果があり、とても役立つスキルです。
国際交流の場では、言葉を使ったコミュニケーションが難しくなります。
そのため、身振り手振りを増やし非言語コミュニケーションを使いながら、言いたいことを積極的に伝えようとすることで、コミュニケーション能力が身につきます。
メリット3:多様な価値観に触れられる
価値観の大部分は、生まれ育った環境によって作られています。
異なる国で育ち、自分とは違うバックグラウンドを持つ人々と交流することで、多様な価値観に触れることが可能です。
日本と違う文化や価値観に触れ、自分が常識だと思っていたことが常識ではないと気付くことができれば、多様性を認める力が身につきます。
その力は、多様性が加速する社会において大きな武器となるでしょう。
メリット4:現地の生活を体験できる
留学や海外旅行といった国際交流は、現地の生活を体験することができるため、その国独自の文化に触れることができます。
特に、姉妹都市間での交流や地域単位での国際交流では、「地元の祭りに参加する」などその国の中でも地域固有の文化を体験・共有することが可能です。
地域の文化を知ることで、さらに深くその国について知ることができるでしょう。
オンライン国際交流とは?
ここからは、「オンライン国際交流」について解説していきます。
オンライン国際交流とは、ネット環境とパソコンやタブレットなどの端末を使用し、海外の学生や日本のことを知りたい海外の方とオンラインで国際交流する方法です。
コロナ禍の今注目されており、参加する人が急速に増えています。
従来の国際交流とオンラインの違い
従来の国際交流とオンライン国際交流との違いを解説します。
どちらにもメリット・デメリットがあるので、自分に合った方法を選択するのがベストです。
実際に現地へは行かない
現地に行かなくても、ちゃんとした国際交流ができるのか?
という方もいると思います。
もちろん、現地でしか得られない体験もありますが、海外に住む外国人の方と英語でコミュニケーションを図ることは、オンラインでも十分に可能です。
非言語コミュニケーションが伝わりにくい
非言語コミュニケーションとは、身振り手振りを使って伝える方法です。
オンライン交流は、授業やセミナーとは違い交流のため、一方的に話を聞くのではなくお互いにディスカッションしてコミュニケーションをとります。
しかし、狭い画面上で交流するため、身振り手振りを使ったコミュニケーションが伝わりにくいです。
伝えたいことを言葉で伝えることが大事になるので、より実践的な言語力が身につきます。
オンライン国際交流のメリット
オンライン国際交流のメリットを解説していきます。
従来の国際交流とは違った、オンラインならではのメリットを4つ紹介します。
場所を問わずに参加できる
オンライン国際交流は、ネット環境とパソコンなどの端末があれば参加できるので、自宅や学校、職場など場所を選ばず参加することが可能です。
快適なネット環境は必要になりますが、どこに住んでいても関係なく、自分の参加したい国際交流に参加することができます。
費用が安い
オンライン国際交流は、費用が安く抑えられることも大きなメリットの1つ。
従来の国際交流は、交流方法にもよりますが以下の費用が必要です。
・参加費(授業代)
・移動費(渡航費)
・宿泊費
この他にも、留学など海外に行く場合は、別でパスポート代やビザ代、現地に行ってからの生活費などがかかり、安く見積もっても10万円ほどの費用がかかります。
しかし、オンライン国際交流の場合は必要な費用が参加費のみのため、イベントにもよりますが約1〜5万円とかなり安く抑えることが可能です。
コロナ禍でも問題ない
2020年から世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス。
海外への渡航ができなくなり、「留学を諦めた」という方もいるのではないでしょうか?
現在新型コロナウイルスの影響で、国内で行われている国際交流イベントも軒並み中止になっています。
一方で、オンライン交際交流は新型コロナウイルスの影響を受けません。
そのため、リスクを負うことなく、外国人の方と交流できる数少ない方法の一つです。
トラブルに巻き込まれにくい
国際交流の場では、ナンパ目的やネットワークビジネスへの勧誘を目的として参加している人もいます。
そのような方に会ってしまうと、イベントを楽しめなくなってしまう上、それ以降別のイベントに参加することに抵抗が出てしまうこともあるでしょう。
しかし、オンライン国際交流の場合は、全員が同じ画面上で話をするため、そういったトラブルに巻き込まれる心配がなく、安心して参加することができます。
これからの国際交流はオンライン化が必須!
今回の記事では、コロナ禍の今変わってきた国際交流の方法として、オンライン国際交流を紹介しました。
従来の国際交流は、海外に行ったり、会場に集まったりと新型コロナウイルス感染のリスクを負った上で参加しなくてはならず、なくなく参加を断念した方もいると思います。
しかし、オンライン国際交流の場合は、そういったリスクを負うことなく海外の方と交流を持ちコミュニケーションをとることが可能です。
その上費用も安く抑えられ、どこに住んでいても参加できます。
「これから国際交流をしたい!」と思っている方は、ぜひオンライン国際交流をしてみてはいかがでしょうか?